大好きなお花で人を感動させられたら...そんな素朴な思いから百目木ガーデン＆カフェはスタートしました。当ガーデンでは、生産者がお客様に直接お花を販売させていただくことが基本です。自分で交配し、種を採取するところから始めて、ひとつひとつ、大切に育てたクリスマスローズは、自らの手で直接お客様にお渡ししたい...。そんな思いからこのような販売形態をとらせていただいています。

　お客様に心ゆくまで楽しんでいただくため、ガーデンにはこだわりの自家焙煎コーヒーが楽しめるカフェが併設されています。コーヒーに使う水は敷地内からくみ上げた天然水。カフェの周囲に植えられた千株以上のクリスマスローズや、周囲の里山の風景を味わいながら、ゆっくりと流れる時間を心ゆくまで、楽しむことができます。

　また、周囲の美しい里山の情景を、さらにまるごとじっくりと楽しんでいただくため、百目木ガーデン＆カフェは、２０１６年１月に、宮城県の仙南地区で初めて「農家民宿」の営業許可を取得いたしました。現時点で仙南地区で唯一の「農家民宿」となっています（２０１７年１０月現在）。昼の素敵な風景に加えて、晴れた日の夜には降るような星空を楽しむこともできます。朝は鳥のさえずりで目が覚めることもあるかもしれません。

　日常の喧騒を離れ、五感の全てで楽しめる癒しの空間。目木ガーデン＆カフェは、皆様にとってそんな憩いの場所なとなることを目指しております。

メッセージ

 

　私（義高　光・写真左）は、１９６７年、山形県に生まれました。東京でのサラリーマン生活（半導体生産装置の開発など）を経たのち、脱サラして２年間の農家修行、その後、縁あって宮城県丸森町耕野地区に就農の地を見つけ、２００９年、４２歳になる年に独立、「百目木ガーデン」をスタートしました。２０１４年からは、併設のカフェの営業を開始し、さらには２０１６年には「農家民宿」の許可を取得し、現在に至ります。家族は、妻（写真右）と、愛犬（写真中央）一匹。最近は、野良猫が一匹、家族に加わりました。

　東京でのサラリーマン生活は充実したものでしたが、いつしか「自分の人生は本当にこれでいいのだろうか？」という強い疑念を持つようになりました。都会の雑踏のなかで、時間に追われる生活を続けることに何か違和感を覚え始めていました。そんなある日、本当に突然に、「本当に自分が好きなことをやってから人生を終えたい。これからは本当に好きなことをやる」という強い思いで一念発起、脱サラして現在に至ります。

　こちらに移住した当初は、慣れない土地に慣れない仕事で戸惑うこともありましたが、周囲の暖かい人々に支えられ、今では充実した毎日です。ここ丸森町耕野地区の自慢は、何といっても温かい人柄、そして素晴らしい自然です。皆さんもこちらにいらしたら、思いっきり深呼吸してみてください。耳をすませば、遠くに鳥の鳴き声、虫の声...。そして夜には、本当の暗さと静けさ、そして降るような星空。私は、こちらで生活するうちに、心身ともにすっかり健康になりました。

　今は、自分が育てたお花でお客様に喜んでいただくことが何よりの喜びです。毎年３月に開催する「百目木春祭り」に、たくさんのお客様をお迎えすることができるようになりました。毎年ご来場されるお客様に心より感謝申し上げます。

　さらに、カフェの営業に加えて農家民宿のスタート。この素晴らしい情景を、自分だけではなくお客様にも味わっていただきたい、丸森町や耕野地区の素晴らしさをもっと多くの皆様に紹介したい、との思いで始めたことですが、さて、どうなることやら...。

百目木ガーデン&カフェのあゆみ

２００９年　５月　　　記念すべき１棟目のビニールハウスが完成し、百目木ガーデンがスタートする。

２０１２年　３月　　　はじめてのクリスマスローズ直売会（現：百目木春祭り）を開催する。

２０１４年　３月　　　ガーデン併設のカフェの営業を開始する。

２０１６年　１月　　　「農家民宿」の営業許可を取得

２０１７年　１０月　　民泊サイト「AirBnB」に登録、農家民宿の営業を開始する。